飲食店のプロモーション新時代

4月 16, 2020 日経ビジネス

飲食店のプロモーション新時代

日経ビジネス2020.04.13号に気になる記事が。3大グルメサイト(食べログ、ぐるなび、ホットペッパーグルメ)から、グーグル検索やマップ検索、インスタ検索へシフトしてきているという内容。
「飲食店を検索する際に使う手段の1位はグルメサイトで78.9%。2位が48.3%のグーグル検索だった。グーグルマップなど地図サービスは30.2%、インスタグラムなどSNSは23.6%となり、合計するとグルメサイトをしのぐ勢いであることが分かる。」(本誌47頁)
実際に飲食店のコンサルティングに携わっていて、大手グルメサイトの営業姿勢への不信感や、グーグルマイビジネスの重要性、MEO(map engine optimization:地図検索の最適化)といった話題が出ることが多く、現場感覚と一致します。
8割が利用するグルメサイトですが、予約システムを利用したり高額プランを購入して「送客そのもの」を期待するのか、検索する潜在顧客に自社の魅力を知ってもらう場とみなして「認知」を期待するのか。「送客」を買っても、自社の料理・サービスに魅力が乏しければリピートが難しく、コストのかかる新規顧客頼みの不安定な運営になってしまいます。
一方、商品・サービスをしっかりと設計した上で、グルメポータルサイトを新規顧客との出会いの場とみなし、自社の料理・サービスの魅力をお客様に伝わりやすく掲載できれば、安いプランで新規顧客を獲得してリピーターに育ててお店を安定的に経営することができます特に、大都市に比べて店舗数が圧倒的に少ない地方では、必ずしも高額プランを購入しなくても、ポータルサイトへの掲載内容を工夫できれば、大きな広告宣伝効果がある、というのが、滋賀で仕事をしている私の感覚です。
インスタ・グーグルマイビジネスでのジュアルイメージづくりの重要性が増しているのは間違いないですが、グルメポータルの利用率はいまだ80%と高い水準を維持しています。グルメポータルサイトを上手に利用し、安いコストで最大の宣伝効果が得られるよう、お金は出し渋って知恵を出しましょう♪

https://business.nikkei.com/atcl/NBD/19/00117/00098/?P=2&mds

masako

投稿者:masako

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